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大宰府政庁跡
大宰府は7世紀後半に大和朝廷によって西国を治めるために設置された行政機関で、九州の政治的中心地であったほか、大陸との外交や国防を担う機関として設けられました。太宰府天満宮に祀られる菅原道真が左遷され、大宰員外帥として赴任したのも大宰府です。
大宰府政庁は大宰府の中枢で平城宮などと同様の朝堂院形式の立派な建物が建てられ、「都府楼」とも呼ばれました。現在も大宰府政庁跡には南門、脇殿、正殿の礎石が残されていて、国の特別史跡に指定されています。
史跡に隣接して大宰府政庁の復元模型など太宰府市の歴史紹介や出土品の展示を行っている大宰府展示館があります。入館料は大人200円、高・大学生100円、小・中学生無料、開館時間は9時から16時30分、月曜日が休館日です。
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水城跡
水城は太宰府市、大野城市、春日市にまたがって築かれた古代の城です。白村江の戦いに敗れた大和朝廷が唐・新羅連合軍の侵攻に備えて天智天皇3年(664年)に築城されました。国の特別史跡に指定されています。
博多湾から大宰府へ向かう際に平野が最も狭くなる場所に平野を遮断する形で築かれた約1.2kmの城壁で高さ13mの土塁や幅60mの外濠などからなり、交通のために東門と西門の2か所の門が設けられていました。現在では道路や鉄道によって分断されてしまっていますが、土塁の一部や門の礎石が残されています。
水城を紹介する展示館である水城館と土塁を一望できる水城跡展望台が東門跡付近にあります。 水城館は入館料無料、開館時間は9時から16時30分、月曜日が休館日です。
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