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太宰府天満宮~周辺のみどころ

記事May 25th, 2020
Aug. 27th, 2020
訪れた神社の詳細についての備忘録。太宰府天満宮は福岡県太宰府市にある神社です。学問の神様として知られる菅原道真を祀り、京都にある北野天満宮とともに全国にある天満宮の総本社とされます。太宰府天満宮の周辺のみどころを紹介。
訪れる時は公式の情報を確認してください。
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九州国立博物館

九州国立博物館は太宰府天満宮の裏手の丘陵にある博物館で、東京、奈良、京都に次ぐ4番目の国立博物館として 2005年に開館しました。

大陸に近い九州がアジア文化との交流の重要な窓口であったことから、「日本文化の形成をアジア史的観点から捉える博物館」をコンセプトに旧石器時代から江戸時代までのアジアや西欧との文化交流について展示しています。

九州国立博物館

文化交流展(平常展)観覧料は一般700円、大学生350円、18歳未満は無料です。開館時間は9時30分から17時まで、月曜日が休館日です。

虹のトンネル

だざいふ遊園地

だざいふ遊園地は太宰府天満宮に隣接する遊園地です。1957年に開園し、幼い子ども連れでも楽しめる小規模なアトラクションが集まった昔ながらの雰囲気が残ります。

だざいふ遊園地

開園時間は10時30分から16時30分、入園料はおとな600円、こども400円、乗り物に乗るには別途のりものチケットもしくはのりものフリーパスが必要です。

竈門神社

竈門神社は宝満山に鎮座する玉依姫命を祭神とする神社で、山麓にある下宮と山頂にある上宮からなります。大宰府政庁の鬼門の方位にあたり、大宰府政庁の鬼門封じとして様々な国家的祭祀が営まれました。また、遣隋使や遣唐使として大陸へ渡る人々が登拝して航海の安全と事業の成功を祈願しています。

竈門神社

大宰府政庁跡

大宰府は7世紀後半に大和朝廷によって西国を治めるために設置された行政機関で、九州の政治的中心地であったほか、大陸との外交や国防を担う機関として設けられました。太宰府天満宮に祀られる菅原道真が左遷され、大宰員外帥として赴任したのも大宰府です。

大宰府政庁は大宰府の中枢で平城宮などと同様の朝堂院形式の立派な建物が建てられ、「都府楼」とも呼ばれました。現在も大宰府政庁跡には南門、脇殿、正殿の礎石が残されていて、国の特別史跡に指定されています。

大宰府政庁跡

史跡に隣接して大宰府政庁の復元模型など太宰府市の歴史紹介や出土品の展示を行っている大宰府展示館があります。入館料は大人200円、高・大学生100円、小・中学生無料、開館時間は9時から16時30分、月曜日が休館日です。

大宰府展示館

坂本八幡宮

坂本八幡宮は太宰府市の大宰府政庁跡近くに鎮座する神社です。付近は奈良時代の大宰帥、大伴旅人の邸宅があったとされ、この邸宅で開かれた梅花の宴の様子を記した『万葉集』の一文、「于時、初春令月、氣淑風和、梅披鏡前之粉、蘭薫珮後之香。」が新元号「令和」の典拠となったことから「令和」のゆかりの地として注目されました。

坂本八幡宮

榎社

榎社は菅原道真が901年に大宰府に左遷されてから903年(延喜3年)に逝去するまで謫居した跡にある神社です。1023年(治安3年)、大宰大弐、藤原惟憲が菅原道真の霊を弔うために浄妙院を建立したのが始まりで、祭神は菅原道真を日夜世話したという浄妙尼です。

毎年9月に行われる太宰府天満宮の神幸式大祭では菅原道真の神輿が約500人の雅やかな行列とともに榎社まで下り、一夜を過ごしたのちに太宰府天満宮まで遷御します。

岩屋城跡

岩屋城は太宰府市の四王寺山の中腹に築かれた山城で、北九州一帯を支配した守護大名の大友氏の拠点でした。戦国時代に島津軍と大友軍が壮絶な攻防戦を繰り広げた岩屋城の戦いの舞台として知られます。

現在でも土塁や堀切が残されます。展望台にもなっていて福岡平野を一望することができ、福岡三大夜景の一つとも言われる美しい夜景を見ることができます。

水城跡

水城は太宰府市、大野城市、春日市にまたがって築かれた古代の城です。白村江の戦いに敗れた大和朝廷が唐・新羅連合軍の侵攻に備えて天智天皇3年(664年)に築城されました。国の特別史跡に指定されています。

博多湾から大宰府へ向かう際に平野が最も狭くなる場所に平野を遮断する形で築かれた約1.2kmの城壁で高さ13mの土塁や幅60mの外濠などからなり、交通のために東門と西門の2か所の門が設けられていました。現在では道路や鉄道によって分断されてしまっていますが、土塁の一部や門の礎石が残されています。

水城を紹介する展示館である水城館と土塁を一望できる水城跡展望台が東門跡付近にあります。 水城館は入館料無料、開館時間は9時から16時30分、月曜日が休館日です。

大野城跡

大野城は太宰府市、大野城市、糟屋郡宇美町にまたがる四王寺山の山上に築かれた古代山城です。白村江の戦いに敗れた大和朝廷が唐・新羅連合軍の侵攻に備えて天智天皇4年(665年)に築城されました。日本100名城に選定されているほか、国の特別史跡に指定されています。

山の尾根に沿った全長約8kmの外周城壁に囲まれた大規模な山城で、現在でも石垣や土塁、礎石建物跡などの遺構を見ることができます。周辺は自然公園の県立四王寺県民の森として整備されており、季節折々の景観の他、遠くには玄界灘や筑紫平野を望む絶景も見ることができます。

天拝山社

天拝山社は菅原道真にゆかりが深い標高258mの天拝山の山頂にある太宰府天満宮の境外摂社です。祭神は菅原道真です。境内からは筑紫平野や宝満山、遠くには博多湾を眺めることができます。

天拝山の名前は菅原道真が自らの無実を訴えるべく何度も登って天を拝したという伝承に由来しています。開運の道と呼ばれる山頂までの本道はよく整備されており、初心者でも気軽に登頂できる山として親しまれています。

天拝山の登山口近くには菅原道真が彫った自らの木像をご神体として祀る御自作天満宮があります。

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