金印公園
金印公園は志賀島の南西部にある公園で、天明4年(1784年)に金印が発見されたと伝わる場所です。農作業中に偶然発見された金印は筑前藩主である黒田家に代々伝わり、1978年に福岡市に寄贈されました。翌年から福岡市美術館に展示され、1990年からは福岡市博物館に展示されています。
一般に「金印」と呼ばれる漢委奴国王印は西暦57年に後漢の光武帝が倭国の使者に与えたとみられる純金製の王印です。志賀島ではこの金印以外にこの時代の遺構が発見されていないためなぜ金印が志賀島で発見されたのかについてはわかっていません。なお、出土の詳細地点については諸説あります。
公園内の最高地点にある展望広場には金印の印影を象った石碑があり、隣には金印のレプリカが展示されています。
金印公園からは対岸に浮かぶ能古島や多くの船が行き交う博多湾を眺めることができ、夕方には夕焼けをきれいに望むことができます。
海の中道海浜公園・マリンワールド海の中道
海の中道海浜公園は九州本土と志賀島を繋ぐ砂州の海の中道にある国営公園です。東西に約6キロメートル、面積約260ヘクタールという広大な敷地に季節の花が楽しめる花畑や遊園地、プール、キャンプ場などがあり、子どもから大人まで楽しむことができます。
開園時間は3月から10月は9時30分から17時30分、11月から2月は9時30分から17時です。入園料は大人450円、中学生以下は無料です。
マリンワールド海の中道は海ノ中道海浜公園に立地する水族館です。“九州の海”をテーマに300種類以上の魚、イルカ、アシカなどの海獣を飼育、展示しています。
営業時間は3月から11月が9時30分から17時30分、12月から2月は10時から17時です。入館料は大人・高校生2350円、小・中学生1100円、幼児600円です。海の中道海浜公園とは分かれています。