基本の情報 由緒と祭神 参拝する 境内のみどころ 宝篋印塔 山之神社 楼門 鹿角堂 亀石・遥拝所 拝殿・本殿 あれこれ 周辺のみどころ 関連記事 # 宝篋印塔 宝篋印塔は過去・現在・未来の幸福を願った仏典である宝篋印陀羅尼経を納める塔。花崗岩でできたこの石造りの宝篋印塔は高さ334.5cmあります。貞和3年(1347年)の建立で、完全なまま現存する宝篋印塔としては福岡県内で最古のものであり、県指定の有形文化財に指定されています。 宝篋印塔 # 山之神社 山之神社は山の神である大山津見神を祀る末社です。古来から山々が豊かな漁場をもたらすことを知っていた人々が山の神を祀ったとされます。 オコゼやアラカブ(カサゴ)を供えるとその顔立ちの悪さを滑稽に思って願いをかなえてくれると伝えられます。また、空の財布を供えて願い、それを持ち帰ると財がたまるとも言われています。 山之神社 # 楼門 楼門は1600年以降に初代福岡藩主の黒田長政の寄進により造営されたものです。 楼門 楼門の前にある石造りの太鼓橋は育民橋と呼ばれます。通常は渡ることができませんが、山誉種蒔漁猟祭では神職がこの橋の上で種蒔の所作を行います。2005年の福岡県西方沖地震によって崩壊し、復旧されましたが補強された状態となっています。 育民橋 # 鹿角堂 鹿角堂には1万本ともいわれる鹿の角が奉納されています。 鹿角堂 神功皇后が対馬で鹿狩りをした時に鹿の角を奉納したのが起源で、以後祈願成就の際に納められてきたといわれます。 奉納された鹿の角 鹿の像 # 亀石・遥拝所 遥拝所は対岸の大岳にある境外摂社の大嶽神社と末社の小嶽神社、それにその先にある伊勢神宮や宮中三殿を遥拝するための場所です。 遥拝所 遥拝所には神功皇后の三韓征伐の時に志賀明神と勝馬明神が乗って現れた黄金雌雄の亀が石になったものとされる亀石が奉納されています。 亀石 遥拝所から見た大嶽神社方面 # 拝殿・本殿 拝殿と本殿はともに1600年以降に初代福岡藩主の黒田長政の寄進により造営されたものです。 拝殿と本殿 本殿は三間社流造りです。 右側から見た本殿 背面から見た本殿 拝殿は妻入りの切妻造りです。 正面から見た拝殿