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宗像大社 辺津宮~その他

記事Feb. 23rd,2019
Jan. 25th,2020
訪れた神社の詳細についての備忘録。福岡県宗像市にある宗像大社は全国に6000以上ある宗像神社や厳島神社などの総本宮です。宗像大社 辺津宮のあれこれ。
訪れる時は公式の情報を確認してください。
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宗像大社と出光佐三

出光興産の創業者で小説『海賊とよばれた男』の主人公のモデルともなった出光佐三は宗像大社を崇敬していたことで知られます。現在の宗像市に生まれた出光佐三は昭和12年に宗像大社辺津宮に参拝した時に荒廃した状況を目の当たりにして心を痛め、宗像神社復興期成会の結成を呼びかけたうえ、私財を投じて宗像大社の再建に尽力しました。この多大な功績を後世に伝えるために宗像大社は出光佐三の名前を刻んだ記念碑の建立を望みましたが、これを頑なに固辞したため宗像大社のどこにも出光佐三の名前は遺されていません。

心字池のそばには出光佐三が献納した灯篭があるほか、第二宮と第三宮の前にある手水石の“洗心”の字とそれぞれの宮の前にある石碑の字は出光佐三によるものです。

出光佐三による“洗心”の字

世界遺産“「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群”

“「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群”はユネスコの世界文化遺産で日本では21番目に登録された世界遺産です。神聖な島を崇拝する独特な信仰が日本と東アジアとの交流が活発に行われた4世紀ごろから1600年を経た現代まで継承されている点などが評価されて2017年に登録されました。

宗像大社辺津宮は“神宿る島”とともにその構成資産の一つです。沖ノ島と共通する古代祭祀遺跡を起源とした宗像三女神への信仰の場として評価されています。

世界遺産を示す看板
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