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竈門神社~境内のみどころ

記事Jul.31st, 2021
訪れた神社の詳細についての備忘録。宝満宮竈門神社は福岡県太宰府市の宝満山にある神社です。大宰府政庁の鬼門の方角にあることから古くは「大宰府鎮護の神」として信仰され、縁結びの神様としても知られています。竈門神社の社殿など境内の見どころ。
訪れる時は公式の情報を確認してください。
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参道

宝満山の桜は古くは和歌でも詠まれており、竈門神社の神紋にもなっているように桜は宝満山を象徴する木とされています。竈門神社の境内にも200本以上の桜の木が植えられており、春には美しく咲き誇ります。

また、参道をはじめとして竈門神社の境内には銀杏や楓など約300本の落葉樹があり、これらの木々は厄年に神前でお祓いを受けて境内に楓の木を奉納する「紅葉上げ」という地域の風習で植えられたものです。11月ごろになると色づいた紅葉が美しく境内を彩ります。紅葉の時期には期間限定で夜間のライトアップが実施され、夜も紅葉を楽しむことができます。

竈門神社の参道
竈門神社の参道

参道横には竈門山寺跡と推定される礎石群があります。南北8列、東西6列の合計48個の礎石が並んでおり、平安時代後期のものであるとみられています。

竈門山寺は最盛期には宝満山の山麓に300以上の宿坊がある盛大な寺院だったとみられ、遣唐使で大陸へ渡ろうとしていた伝教大師最澄もここで薬師仏を彫って祈りを捧げたと伝えられます。

竈門山寺跡

本殿・拝殿

檜造りで銅板葺きの社殿は昭和2年(1927年)に建てられたもので、2013年の千三百五十年大祭を記念した改修で美しく整えられています。

本殿は三間社流造です。

本殿

拝殿は妻入りの切妻造です。

正面から見た拝殿
拝殿と本殿

招霊の木

本殿の右側には招霊おがたまが植えられています。

招霊の木はモクレン科オガタマノキ属の常緑樹で、須佐之男命の蛮行に心を痛めた天照大神が天岩戸に閉じこもってしまったことで世界が闇に包まれた時に、天鈿女命が招霊の枝を手に神楽舞を奏すると、天照大神が岩戸から出て来て世界が再び明るくなったことに由来して良縁と幸福を招く霊験の木と信仰されています。

招霊の木は春には香り高い白い花を咲かせ、秋には神楽鈴の起源とも伝えられる鈴のような丸い実をつけます。

招霊の木

再会の木

拝殿の右側に植えられた木は再会さいかちの木です。サイカチはマメ科サイカチ属の高木で、その昔、三韓出兵へ向かう神功皇后が宝満山の山頂に親しい人々との再会を祈願して“再会の木”を植えたと伝えられています。

この言い伝えにちなみ、再会の木に向かって、好きな人との再会や、縁結び、まだ見ぬ人との出逢いを祈れば願いが叶うと信じられています。

愛敬の岩

愛敬の岩は本殿の傍らにある一対の岩で、一方の岩からもう一方の岩まで目を閉じて辿り着くことができれば恋が叶うと信じられています。

一度で成功すれば早く願いが叶い、他人の助言によってたどり着けば周りの人の助けによって願いが叶うとされています。

愛敬の岩
もう一方の岩

展望舞台・幸福の木

お守り授与所の裏手には展望舞台があり、太宰府の街を一望することができます。夕方には山々に沈む夕日、夜には点々と明かりが灯った太宰府の街並みを見ることができます。

展望舞台
展望舞台からの眺め

展望舞台には幸福の木があり、恋の願いを「こより」にしたためて結び、真摯に祈れば、恋が成就すると信じられています。これは十六参りで宝満山の山頂にある木に願いをしたためたこよりを結んで祈願したことに由来しています。

幸福の木
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