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八岐大蛇退治

記事Oct.26th, 2020
須佐之男命がヤマタノオロチを倒す話。
史料によって解釈が異なる場合があります。
史料によって解釈が異なる場合があります。

物語

八岐大蛇退治

高天原たかまがはらから追放された須佐之男命すさのおのみこと出雲いずも肥河ひかわの川上の鳥髪とりかみへ降り立ちました。そこで川を箸が流れてきたので人がいると思って歩いていくと美しい娘を間に老夫婦が泣いていました。

須佐之男命すさのおのみことが問うと老父は足名椎あしなづち、その妻は手名椎てなづち、娘は櫛名田比売くしなだひめと言い、夫婦には8人の娘がいたが、年に一度高志こしから八岐大蛇やまたのおろちが娘を食べにやって来て、もうじき最後に残った末娘の櫛名田比売くしなだひめも食べられてしまうのだと答えました。須佐之男命すさのおのみこと八岐大蛇やまたのおろちとはどのような姿なのかと問うと、足名椎あしなづちはその目は赤加賀知あかかがちのように赤く、8つの頭と8本の尾を持ち、その体には日影蔓ひかげかづらすぎが生え、その長さは8つの谷と8つの山に渡り、その腹はいつも血がにまみれてただれているのだと答えました。

櫛名田比売くしなだひめが愛しくなった須佐之男命すさのおのみこと櫛名田比売くしなだひめとの結婚を条件に八岐大蛇やまたのおろちの退治を申し出て、須佐之男命すさのおのみこと天照大御神あまてらすおおみかみの弟と知った夫婦はこれを受け入れました。

須佐之男命すさのおのみこと神通力じんつうりき櫛名田比売くしなだひめを櫛に変えて髪に挿しました。また、足名椎あしなづち手名椎てなづちに、何度も醸造した強い酒を造り、垣を廻らしてそこに8つの門を作り、それぞれに酒を満たした酒桶を置くように言いました。

準備をして待っていると八岐大蛇やまたのおろちがやってきて、8つの酒桶にその8つの頭をそれぞれ入れて酒を飲み始めました。八岐大蛇やまたのおろちが酒に酔って眠ってしまうと須佐之男命すさのおのみこと十拳剣とつかのつるぎ八岐大蛇やまたのおろちを切り刻みました。この時八岐大蛇やまたのおろちの尾を切ると剣の刃が欠けたので、須佐之男命すさのおのみことが不思議に思って裂いてみると中から大刀が出てきました。

須佐之男命すさのおのみことはこの大刀を高天原たかまがはら天照大御神あまてらすおおみかみに献上しました。この大刀が草那芸之大刀くさなぎのたちです。

用語

登場する神様

須佐之男命すさのおのみこと
荒ぶる神。岩戸隠れを引き起こして高天原を追放された。
櫛名田比売くしなだひめ
八岐大蛇に食べられようとしている美しい娘。
足名椎あしなづち
櫛名田比売の父。大山津見神の子。
手名椎てなづち
櫛名田比売の母。大山津見神の子。
天照大御神あまてらすおおみかみ
太陽の神。高天原の主宰神。

登場する場所

高天原たかまがはら
神々が住む天上界。
出雲いずも
現在の島根県東部。
肥河ひかわ
斐伊川ひいかわのこととされる。
鳥髪とりかみ
島根県と鳥取県の県境にある船通山せんつうざんのこととされる。
高志こし
越国こしのくにのこと。現在の福井県から山形県にまたがる地域。

登場する道具

十拳剣とつかのつるぎ
10束の長さの剣。1束はこぶし一つ分の長さ。名前についての記述はありませんが、ここでは天羽々斬あめのはばきりという名の須佐之男命の神剣。
草那芸之大刀くさなぎのたち
草薙剣くさなぎのつるぎ天叢雲剣あめのむらくものつるぎとも。のちに三種の神器の一つとなる剣。

他の用語

八岐大蛇やまたのおろち
8つの頭と8つの尻尾を持つ巨大な怪物。
赤加賀知あかかがち
ホオズキの古名。
日影蔓ひかげかづら
ヒカゲノカズラ。山野に自生するシダ植物の一種。
ヒノキの木。
すぎ
スギの木。
神通力じんつうりき
神の力。
史料によって解釈が異なる場合があります。
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