#
“参道”とは?
“参道”とは神社や寺院に参詣するための道です。
神社の参道には一般的には鳥居が1基もしくは複数あり、途中には参拝前に参拝者が身を清めるための手水舎があります。また、神社によっては神門や灯篭、狛犬があります。本殿が境内の一番奥にある場合が多いため、神楽殿や境内社、社務所など多くの施設も参道沿いに見られます。
参道は神の通り道であるとされることも多く、“正中”と呼ばれる参道の中央は避けて歩くのが良いとされています。なお、神社によって左側通行か右側通行か決められていることがあるので、その神社の決まりに従います。
一般的に境内の入口と本殿に高低差がある場合、本殿の方が高く、参道は上り坂となります。しかし、一部の神社は本殿が入口よりも低い場所に立地している神社もあり、このような参道が下り坂になっている神社は“下り宮”、参道は“下り参道”と呼ばれます。
多くの場合は境内に入ってから社殿までの道が参道と呼ばれます。しかし、大規模な神社では過去に社領が広範囲に及んでいたことも多く、参道が境内から遠く離れた場所まで延びている場合もあります。また、そうでなくても主要な街道や街から神社までの道も併せて習慣的に参道と呼ばれることもあります。境内の参道はほとんどの場合は石畳か玉砂利が敷かれていますが、境外の参道の形態はさまざまです。都市化により一般の車道と変わらない場合が多いですが、山上にある神社では登山道の場合もあります。
#