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大晦日にめぐる神社(1)~香椎宮

記事Jan. 19th,2020
Dec. 31st,2019
仲哀天皇と神功皇后の神霊を唯一の香椎造りの本殿に祀り、全国に16社しかない勅祭社の一つである香椎宮を訪れます。
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訪問日 時間帯 天気 季節 交通
休日
昼
くもり 冬
公共交通

香椎宮福岡市東区に鎮座する神社です。戦前の近代社格制度においては最高位の官幣大社に位置づけられたほか、現在も10年に一度天皇からの勅使が遣わされる勅祭社の一つです。

元は仲哀天皇の霊廟、香椎廟として創建された特殊な変遷を辿った神社でもあります。仲哀天皇は神功皇后の手により今の香椎宮のある地に祀られ、のちに神功皇后もともに祀られるようになりました。

仲哀天皇神功皇后、二柱の夫婦神を祀る香椎宮を訪れます。

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【メモ】福岡市の中心にある博多駅からおよそ10分、JR鹿児島本線の香椎駅に降り立ちます。香椎宮までは歩いて20分ほどの道のりです。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】しばらく歩くと“大社香椎宮近道”と石碑が立っています。ここを曲がっても香椎宮まで行くことができますがこのまま線路沿いを進みます。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】西鉄貝塚線の香椎宮前駅が見えます。ここも香椎宮の最寄り駅の一つです。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】鹿児島本線の踏切の先は勅使道です。この立派な楠の並木道は香椎宮の参道です。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】香椎宮の社号標。“官幣”の字が埋められていますが官幣大社と読むことができます。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】踏切を渡るとすぐ香椎宮の一の鳥居があり、参道が続いています。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】参道を進む前に右側の坂を上っていきます。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】坂の上は香椎宮の頓宮です。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】頓宮は神幸式の際の神輿の仮宮で、現在も春季氏子大祭では2年に1度稚児や鎧兜などの行列とともにこの頓宮まで3基の神輿の神幸が斎行されます。社殿は建て替え工事中です。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】坂を下り、勅使道へ戻ります。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】勅使道は頓宮から香椎宮まで続く約1kmの参道です。古くは神の道として勅使参向や神幸式の時のみに使用されたといわれます。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】踏切の方を振り返ります。古くは現在の西鉄貝塚線のすぐ先に海岸線がありましたが、昭和ごろから埋め立てが進み現在は海岸までここから1km以上あります。参道の先の海の上には今も末社の御島神社があります。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】参道を香椎宮へ進んでいきます。この立派な並木道は大正15年(1926年)に奉献された楠の苗木で整備されました。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】参道はJR香椎線を越え、国道3号線博多バイパスをくぐります。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】まもなく香椎宮です。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】左側に香椎宮の境内が見えてきました。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】境内入口に立つ二の鳥居です。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】香椎宮の社号標。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】二の鳥居の傍らには水引で作られた香椎宮本殿の印象的な看板があります。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】鳥居をくぐり、境内へ入っていきます。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】奥へ続く参道。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】境内に入るとすぐ左手に弁財天社があります。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】市杵島姫命を祀るこの弁財天社は香椎宮創建当初からあったと伝えられます。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】菖蒲池の中之島に鎮座する弁財天社。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】香椎宮は6月ごろには約2000株の花菖蒲が咲き誇る菖蒲の名所としても知られます。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】参道を再び進んでいきます。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】三の鳥居です。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】三の鳥居の奥には楼門があります。この総欅の素木造りの楼門は明治36年(1903年)に再建されたものです。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】楼門を裏側から。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】楼門をくぐると左手に手水舎があります。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】手水舎の横の石段の上には摂社の武内神社。祭神は仲哀天皇と神功皇后に仕えた五大臣の筆頭、武内宿祢命です。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】参道を進みます。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】石段の手前には一対の狛犬。こちらは右側の狛犬。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】こちらは左側の狛犬です。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】石段を上がると参道は最後の角を曲がります。右側には綾杉がそびえます。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】綾杉は樹齢1800年を超える御神木です。神功皇后が三韓征伐から帰還したとき、剣・鉾・杖の三宝を埋めて「永遠に本朝を鎮護すべし」と誓いを立てて鎧の袖の杉枝をその上に挿したものと伝えられます。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】最後の石段の上には本殿へ続く中門があります。この中門は明治35年(1902年)の再建です。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】中門をくぐります。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】“香椎宮”の扁額が掲げられた拝殿。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】手前から拝殿、幣殿、本殿と並びます。一般的な神社では幣殿が拝殿に相当する建物ですが香椎宮では勅使が幣帛を捧げる場所であるとして“幣殿”と呼んでいます。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】裏側から見た中門。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】本殿は香椎宮でしか見られない独特な“香椎造り”。享和元年(1801年)に福岡藩10代藩主黒田長順による再建です。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】透塀に囲まれる本殿。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】正面に千鳥破風のある入母屋造りの左右に翼状に張りだした切妻屋根を配した複雑な形状の屋根。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】背面から見た本殿。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】向かって左側から見た本殿。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】透塀越しに見た本殿の左側。本殿の左右には車寄せがあり、御祭神が御輿や出入りする際に直接乗り降り出来るようになっています。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】透塀の中には木々が茂っています。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】本殿左側には先ほどの武内神社があります。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】本殿左側にある奏楽殿。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】本殿の周りを一周して本殿右側にある授与所へ行きます。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】御朱印を書いていただく間に渡される御朱印札。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】香椎宮の御朱印です。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】幣殿右側には日本海軍の戦艦摂津の12センチ砲。大正11年(1922年)に大正天皇の皇后、貞明皇后が参拝した時に御召し艦となったことを記念して翌年奉納されました。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】本殿右側にある神饌所。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】本殿右側の門をくぐると不老水への道があります。こちらへ進んでいきます。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】すぐ左側に摂社の巻尾神社があります。祭神は仲哀天皇、神功皇后に仕えた五大臣の一人、中臣烏賊津大連命です。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】不老水までは5分ほどです。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】少しすると鳥居があり、境内から出ます。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】不老水は正面の道を進むとありますが、右側に香椎宮の古宮跡があるので寄り道します。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】石段を上がっていくと古宮跡があります。神功皇后が祠を建てて仲哀天皇の神霊を祀った香椎宮創建の地でもあり、大正4年(1915年)に本宮に移るまで仲哀天皇を祀る社がありました。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】この場所は神功皇后や武内宿禰らが崩御した仲哀天皇の棺を前に御前会議をしたと伝えられる場所でもあります。中にある御神木は棺掛椎と呼ばれ、仲哀天皇の死を秘匿したかった神功皇后が亡骸を入れた棺をこの椎の木に立て掛けると、香ばしい香りが漂い腐敗臭が消えたと伝えられます。香椎の地名の由来ともされます。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】さらに奥へ続く道を進みます。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】すぐに開けた場所に出ます。仲哀天皇が熊襲討伐のために陣を張った“仲哀天皇大本営御旧跡”の石碑が立っています。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】仲哀天皇は熊襲討伐のために橿日宮(かしいのみや)を行宮として滞在しましたがその途上住吉大神の神託に背いたために急死したといわれています。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】古宮跡を後にします。道の向かいは今の香椎宮です。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】不老水への道を進んでいきます。普通の住宅街です。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】道しるべはこの看板だけですがそれほど分かりにくい道のりではありません。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】進んでいくと不老水の入り口を示す看板があります。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】不老水が見えました。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】鳥居の先に不老水が沸く井戸があります。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】小屋の中が井戸です。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】扉を開けます。この扉は開門時間外は施錠されます。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】蓋を開けると不老水が沸いています。不老水の左手は武内宿袮の屋敷跡で、武内宿袮はこの水を飲んで300歳まで生きたと伝えられ、不老水は長寿の水として信じられています。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】水をくむための漏斗やコップが用意されています。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】不老水をいただきます。なお、看板には念のため煮沸するように書いてあるので自己責任です。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】不老水を後にします。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】香椎宮へ戻ります。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】境内へ続く鳥居。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】本殿まで戻ってきました。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】中門をくぐり、綾杉を見ます。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】綾杉の傍らには末社の稲荷神社と鶏石神社が並びます。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】一対のニワトリの石像が鎮座する鶏石神社。江戸時代に鶏の死を憐れんだ僧侶がその鶏を石にかえて祠に祀ったのが起源とされる全国でも珍しい鶏を祀る神社です。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】鶏石神社の前を過ぎると亀乃池があります。亀乃池の周りはつつじ苑になっています。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】亀乃池の横の小山の周りには石碑などがあります。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】武内宿禰の像。抱えた赤子は八幡神としても祀られる応神天皇です。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】小山の上には末社、早辻神社があります。祭神は仲哀天皇、神功皇后に仕えた五大臣の一人、大伴武以です。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】小山の下には末社、濱男神社の仮宮があります。もともと勅使道のJR鹿児島本線踏切近くに祀られていましたが、土地区画整理事業に伴って遷座するために一時的に境内に祀られています。濱男神社は神功皇后が沖にある御島神社に参拝する際に遥拝した場所と伝えられています。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】綾杉の傍らには勅使館もあります。勅使館は勅祭の度に勅使一行が宿泊する建物です。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】勅使館の前から見た綾杉。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】最後に再び中門を振り返ります。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】参道を戻っていきます。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】香椎宮を後にします。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】二の鳥居から道を挟んだところには末社の朽瀬神社があります。祭神は武内宿禰の子、羽田矢代宿禰。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】来た道とは反対側へ進んでいきます。勅使道とは違い、普通の道路です。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】3分ほど歩くと右側にJR香椎線が見え、まもなく香椎神宮駅に着きます。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】香椎宮の最寄り駅らしく駅名標には鳥居が描かれています。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

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【メモ】JR香椎線に乗り、次の目的地へ向かいます。
【日付】2019.12.31 【場所】福岡,福岡市

次は志賀海神社へ向かいます。

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