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遥拝所

May 26th, 2021
遠く離れた場所にある神社や信仰の対象を拝むための場所、遥拝所について。

“遥拝所”とは?

遥拝ようはい”とは遠く離れた所にある神仏などを拝むことで、遥拝所ようはいじょは遥拝のために設けられた場所です。多くの場合「〇〇遥拝所」などと遥拝する対象を名称になっています。

遥拝所はその神社の信仰の対象が訪れることが困難な山や島である場合や、遠く離れた場所にある他の神社を拝むために設けられます。神社の本殿の祭神を拝むための拝殿に神が祀られていないのと同じように、遥拝所自体に神が祀られているわけではありません。

遥拝所は神社の境内にある場合が多いですが、独立した場所にある場合もあります。遥拝所の形態はさまざまで、多くの場合遥拝所は石碑が建てられているだけですが、社殿がある遥拝所もあります。遥拝所は遥拝の対象の方角を向いているだけの場合が多いですが、遥拝の対象が実際に見える場所に設けられていることもあります。

遥拝所の例

遥拝所(志賀海神社内)
日光連山遥拝所(二荒山神社内)
遥拝殿(三峯神社内)
宗像大社沖津宮遥拝所
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