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神仏習合の面影残る日光山(5)~大猷院

記事Sep. 16th,2018
Jun. 13th,2018
江戸幕府3代将軍徳川家光の墓所で、日本を代表する世界遺産でもある「日光の社寺」のうちの一つである輪王寺大猷院を訪れます。
横画面での閲覧がおすすめです。
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大猷院は江戸幕府3代将軍徳川家光の墓所で、死後も敬愛する祖父、家康の近くに仕えたいという家光の思いから東照宮に隣接するこの日光山に造営されました。また、家康の墓所である東照宮を超えてはならないという遺言により、豪華絢爛な東照宮とは対照的に金と黒を使用し重厚で落ち着いた造りになっています。とはいえ、彫刻や壁画、張られている金箔は東照宮よりもすぐれたものが使用されており、時代によって建築や加工の技術が進歩したのを感じさせられます。

もっとも標高が高い拝殿と本殿までの道は5つの門によって仕切られており、それらをくぐるたびに景色が変わっていき天上界へ上っていくような印象を与えます。特に本殿は“金閣殿”と呼ばれるように鹿苑寺金閣や中尊寺金色堂とともに日本有数の黄金建築であり、東照宮と比べると知名度が低いですが見どころが多くあります。

東照宮や二荒山神社とともに「日光山」として信仰されていましたが明治時代の神仏分離によって現在みられる東照宮、二荒山神社、輪王寺の「二社一寺」の形になったときに輪王寺の一部となりました。

神社についてのウェブサイトですが、「日光山」として東照宮、二荒山神社と強い結びつきがあるのでお寺である輪王寺についても取り上げています。

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二荒山神社から出ると右手にすぐ大猷院があります。閉門間近のせいかほとんど人影はありません。
2018.6.13 栃木,日光市

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三仏堂で購入したセット券を入り口で提示し、大猷院へ入ります。するとすぐに階段があり、その上に仁王門があります。
2018.6.13 栃木,日光市

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仁王門の中には口を開いた「阿形」と口を閉じた「吽形」の2体の仁王像、金剛力士像が安置されています。こちらは「吽形」です。
2018.6.13 栃木,日光市

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こちらは「阿形」です。「阿形」と「吽形」で「阿吽の呼吸」の由来になっていると言われています。
2018.6.13 栃木,日光市

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仁王門をくぐります。
2018.6.13 栃木,日光市

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仁王門をくぐった先に水盤舎があります。12本の御影石の柱で支えられたこの水盤舎は波や三つ葉葵紋の彫刻で彩られています。
2018.6.13 栃木,日光市

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水盤舎の天井には狩野安信による龍の絵が描かれています。この龍が水盤に映り「鏡の龍」と呼ばれていますが、今では薄くなっているのではっきりと映らなくなってしまっています。
2018.6.13 栃木,日光市

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水盤にそそぐ水は水盤舎の背後にある岩場から流れてきています。
2018.6.13 栃木,日光市

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水盤舎を過ぎると二天門があります。石段の上にそびえるこの雄大な門は日光山内で最も大きな門です。
2018.6.13 栃木,日光市

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二天門は6年の歳月をかけた補修工事経て5月に公開されたばかりです。美しく蘇った二天門は白色が基調の東照宮の陽明門とは対照的な朱色が特徴的です。
2018.6.13 栃木,日光市

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扁額にある「大猷院」の字は後水尾天皇の筆によるものです。
2018.6.13 栃木,日光市

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「持国天」と「広目天」の2天を安置していることから二天門と呼ばれます。こちらが東を守護する「持国天」です。
2018.6.13 栃木,日光市

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こちらが西を守護する「広目天」です。
2018.6.13 栃木,日光市

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二天門へ続く階段の横には石灯籠が並びます。これらの石灯籠は大名から献上されたものです。
2018.6.13 栃木,日光市

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二天門をくぐると次の門である夜叉門へ続く階段があります。
2018.6.13 栃木,日光市

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階段の途中には「展望所」と呼ばれる場所があり、眼下に先ほど見えた立ち並ぶ石灯籠が見えます。この眺めは天上界から下界を見下した風景を想像させると言われています。
2018.6.13 栃木,日光市

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階段を上がる途中振り返った二天門。だいぶ高いところへ上がってきたのがわかります。
2018.6.13 栃木,日光市

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夜叉門の手前には釣り鐘を収める鐘楼と太鼓を収める鼓楼が左右対称に建っています。こちらは鼓楼です。
2018.6.13 栃木,日光市

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3つ目の門は夜叉門です。牡丹の花が彫刻で装飾されているので「牡丹門」とも呼ばれます。
2018.6.13 栃木,日光市

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「阿跋摩羅」「毘陀羅」「烏摩勒伽」「犍陀羅」の4体の夜叉が安置されていることから夜叉門と呼ばれます。正面は左が「毘陀羅」、右が「阿跋摩羅」です。
2018.6.13 栃木,日光市

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裏側は左が「烏摩勒伽」、右が「犍陀羅」です。
2018.6.13 栃木,日光市

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内側から見た夜叉門。
2018.6.13 栃木,日光市

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夜叉門をくぐると唐門があります。唐門は大猷院の中心である拝殿と本殿への入り口です。
2018.6.13 栃木,日光市

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大猷院の中では一番小さい門ですが、繊細な彫刻が施され気品ある造りになっています。
2018.6.13 栃木,日光市

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唐門の中にある拝殿です。金彩で覆われ、「金閣殿」とも呼ばれています。東照宮と似た作りですが中に入ると天蓋があり、寺であることがわかります。
2018.6.13 栃木,日光市

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拝殿と本殿はその間にある相の間でつながり一体化した権現造になっています。
2018.6.13 栃木,日光市

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本殿の裏手には奥の院への入り口となる皇嘉門があります。明朝様式の竜宮造りで大猷院の他の門とは違う独特の雰囲気です。「竜宮門」と呼ばれています。奥の院は徳川家光の墓所です。その内部は非公開です。
2018.6.13 栃木,日光市

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大猷院の各所や東照宮の境内にもあるこの亀の甲羅のような石は「兜石」や「亀石」と呼ばれるものでその下には祭礼の時などに旗を立てるための穴が開いていて蓋になっています。
2018.6.13 栃木,日光市

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登ってきた階段を降りていきます。静かな時が流れています。
2018.6.13 栃木,日光市

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二天門から見た仁王門。
2018.6.13 栃木,日光市

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仁王門の横には宝庫があり、その横には徳川家光の長男で4代将軍家綱によって植えられたと言われる槇の木があります。
2018.6.13 栃木,日光市

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入り口で最初に預けていた御朱印帳を受け取ります。大猷院でいただける御朱印です。
2018.6.13 栃木,日光市

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閉門する大猷院を後にします。
2018.6.13 栃木,日光市

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大猷院の前には宝冠五智阿弥陀如来像を本尊とする輪王寺常行堂があります。
2018.6.13 栃木,日光市

夕方になり寺社も閉門の時間になりましたので帰路につきます。

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